基本情報技術者試験マネジメント系を攻略!頻出テーマと効率的な暗記術

基本情報技術者試験の勉強を進めていくと、マネジメント系の分野でつまずく方は少なくありません。テクノロジ系やストラテジ系と比べて、なんとなく範囲がぼんやりしていて「何をどこまで覚えればいいの?」と迷ってしまうんですよね。

でも安心してください。マネジメント系は出題パターンが比較的決まっていて、頻出テーマを押さえれば確実に得点源にできる分野です。この記事では、基本情報技術者試験のマネジメント系で実際に出題されるテーマと、効率よく暗記するためのコツを徹底的に解説していきます。

この記事のポイント
  • マネジメント系は約10問出題され得点源にしやすい
  • PMBOKやWBS・FP法など頻出テーマを網羅的に解説
  • ITILやSLAなどサービスマネジメントの要点も整理
  • 語呂合わせや図解を使った効率的な暗記術を紹介
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目次

基本情報技術者試験マネジメント系の頻出テーマ

基本情報技術者試験マネジメント系の頻出テーマ

マネジメント系の出題範囲と配点を知ろう

基本情報技術者試験の科目Aにおいて、マネジメント系は全80問中およそ10問が出題されます。テクノロジ系の約50問と比べると少なく感じるかもしれませんが、だからこそ確実に取りたい分野ですね。

マネジメント系は大きく「プロジェクトマネジメント」と「サービスマネジメント」の2つに分かれます。プロジェクトマネジメントから約4問、サービスマネジメントから約6問という配分が一般的です。どちらも暗記中心で対策できるため、理系・文系を問わず得点を伸ばしやすいのが特徴ですね。

出題形式は知識を問う四択問題がほとんどで、計算問題が出ても一般常識レベルの算数で解けるものばかりです。つまり、覚えるべき用語と概念をしっかり押さえておけば、本番で迷うことはほぼありません。

マネジメント系の出題内訳
  • プロジェクトマネジメント:約4問
  • サービスマネジメント:約6問
  • 合計:約10問(全80問中)
  • 配点割合:約12.5%

全体の約12.5%を占めるマネジメント系を落とすと、他の分野でカバーしなければなりません。逆に言えば、ここを満点近く取れれば合格にグッと近づけるということです。まずは出題範囲の全体像をしっかり把握しておきましょう。

PMBOKの知識エリアで問われるポイント

プロジェクトマネジメントの出題で最も重要なのがPMBOK(Project Management Body of Knowledge)です。PMBOKはプロジェクト管理の国際的な知識体系で、基本情報技術者試験でも毎回のように出題されています。

PMBOKでは「スコープ」「スケジュール」「コスト」「品質」「リスク」などの知識エリアが定義されており、それぞれの管理手法が問われます。たとえば「スコープマネジメントとは何か」「コストマネジメントで使われる手法は何か」といった形式で出題されますね。

特に頻出なのがEVM(アーンドバリューマネジメント)に関連する用語です。PV(計画価値)、EV(出来高)、AC(実コスト)の3つの指標を使ってプロジェクトの進捗やコストを管理する手法で、SPI(スケジュール効率指数)やCPI(コスト効率指数)の計算も出題されることがあります。

EVM指標意味計算式
SPIスケジュール効率EV ÷ PV
CPIコスト効率EV ÷ AC
SVスケジュール差異EV − PV
CVコスト差異EV − AC

これらの指標は「1.0を超えていれば順調」と覚えておくとシンプルです。SPIが1.0以上ならスケジュール通り、CPIが1.0以上なら予算内で進んでいるということですね。計算自体は割り算や引き算だけなので、公式さえ覚えれば確実に正解できます。

WBSとアローダイアグラムの攻略法

WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクトの作業を階層的に分解する手法です。基本情報技術者試験では「WBSの目的は何か」「WBSを作成する理由は何か」といった形で出題されます。答えは「作業範囲を明確にし、漏れなく管理するため」です。

WBSと合わせて押さえたいのがアローダイアグラム(PERT図)です。これは作業の順序関係を矢印で表した図で、クリティカルパス(最長経路)を求める問題が定番ですね。クリティカルパスとは、プロジェクト全体の所要期間を決定する経路のことで、この経路上の作業が遅れるとプロジェクト全体が遅延します。

クリティカルパスの求め方はシンプルで、すべての経路の所要時間を足し算し、最も長い経路を見つけるだけです。ダミー作業(点線矢印)は所要時間ゼロとして計算するのを忘れないようにしましょう。

アローダイアグラムの問題では、まず各経路をすべて書き出してから最長のものを選ぶのが確実です。焦って暗算せず、丁寧にひとつずつ計算していきましょう。

また、最早開始時刻・最遅開始時刻・余裕日数(フロート)を求める問題も出題されます。フロートがゼロの作業=クリティカルパス上の作業と覚えておけば、効率よく解けますよ。過去問を3〜4問解けばパターンが掴めるので、ぜひ実際に手を動かしてみてください。

FP法と工数見積もりの計算問題

ファンクションポイント(FP)法は、ソフトウェアの機能数をもとに開発規模を見積もる手法です。基本情報技術者試験では、FP法を使った工数計算の問題が繰り返し出題されています。

FP法の考え方は「入力・出力・照会・内部ファイル・外部ファイルの5つの機能タイプごとに重み付けして合計する」というものです。試験では各機能の個数と重みが表で与えられ、合計FP値を求めたうえで生産性(FP/人月)で割って工数を算出します。

たとえば「合計FP値が300、生産性が30FP/人月のとき、必要な工数は何人月か」と問われたら、300÷30=10人月が答えです。掛け算・割り算ができれば解ける問題なので、計算ミスさえしなければ確実に取れますね。

FP法の計算手順
  • 各機能タイプの個数×重みを計算する
  • すべての機能タイプの値を合計してFP値を出す
  • FP値÷生産性=必要工数(人月)を求める
  • 工数÷期間=必要人数として答える場合もある

FP法の他にも、COCOMOやLOC(Lines of Code)法による見積もりが問われることがありますが、出題頻度はFP法が圧倒的に高いです。まずはFP法の計算を完璧にマスターしてから、余裕があれば他の見積もり手法にも目を通しておくといいでしょう。

品質管理の手法を整理して覚える

プロジェクトの品質管理に関する問題も、マネジメント系では定番です。特にQC七つ道具(品質管理のための7つの手法)は、名前と用途をセットで覚えておく必要があります。

QC七つ道具とは、パレート図・特性要因図・ヒストグラム・散布図・管理図・チェックシート・層別の7つです。試験では「データのばらつきを調べるために使う図はどれか」「原因と結果の関係を分析するのに適した図はどれか」といった形で出題されます。

手法用途
パレート図重要な問題を特定する
特性要因図原因と結果の関係を整理する
ヒストグラムデータの分布を可視化する
散布図2つの変数の相関を見る
管理図工程の安定性を監視する

覚え方としては「パレート図=棒グラフ+折れ線のアレ」「特性要因図=魚の骨みたいな図」とイメージで紐づけるのが効果的です。文字だけで暗記するより、実際の図を見ながら覚えたほうが記憶に定着しやすいですね。

また、レビュー手法も出題されます。ウォークスルー(作成者が説明して参加者がチェック)、インスペクション(モデレータが主導する公式レビュー)、ラウンドロビン(参加者が持ち回りで担当)の違いを押さえておきましょう。それぞれの特徴を一言で説明できるようにしておくと、本番で迷わなくなりますよ。

基本情報技術者試験マネジメント系の暗記術

基本情報技術者試験マネジメント系の暗記術

ITILとサービスマネジメントの要点

サービスマネジメント分野では、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)に基づく問題が頻出です。ITILはITサービスの運用管理に関するベストプラクティス集で、基本情報技術者試験でもその概念が問われます。

ITILで特に重要なのが「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「リリース管理」「構成管理」の5つのプロセスです。この中でも「インシデント管理」と「問題管理」の違いは鉄板の出題ポイントですね。

インシデント管理は「サービスをできるだけ早く復旧させること」が目的です。一方、問題管理は「インシデントの根本原因を特定し、再発を防止すること」が目的です。この違いを問う問題は毎回のように出題されるので、確実に覚えておきましょう。

インシデント管理=「とりあえず直す」、問題管理=「根っこの原因を突き止める」と覚えるとシンプルです。暫定対応と恒久対応の違いとも言えますね。

また、サービスデスク(ヘルプデスク)の組織形態として「ローカル」「中央」「バーチャル」「フォロー・ザ・サン」の4つがあります。特にフォロー・ザ・サンは「時差を利用して24時間対応する」という特徴的な形態で、試験でも出題されやすいです。これらの用語をセットで覚えておくと、サービスマネジメント分野の得点力が大きく上がりますよ。

SLAとサービスレベル管理の覚え方

SLA(Service Level Agreement)は、サービス提供者と利用者の間で交わされるサービス品質に関する合意書です。基本情報技術者試験では「SLAに含まれる項目は何か」「SLAの目的は何か」といった問題が出題されます。

SLAに含まれる代表的な項目としては、可用性(稼働率)、応答時間、障害復旧時間、サポート対応時間などがあります。たとえば「月間稼働率99.9%以上」「障害発生から4時間以内に復旧」といった具体的な数値目標を定めるのがSLAの役割です。

SLAと混同しやすいのがSLM(Service Level Management)です。SLMはSLAを管理・維持するためのプロセス全体を指します。つまり、SLAが「約束の書面」で、SLMが「約束を守るための活動」というイメージですね。

稼働率の計算は「稼働時間÷(稼働時間+停止時間)×100」で求めます。この計算式はマネジメント系だけでなく、テクノロジ系の信頼性でも使われるので、しっかりマスターしておきましょう。

また、関連する内部リンクとして、プロジェクトマネジメントの記事でも管理手法の詳細を解説しているので、合わせて確認してみてください。SLAとプロジェクトマネジメントの知識をセットで固めておくと、マネジメント系全体の理解が深まりますよ。

語呂合わせで用語を効率的に定着させる

マネジメント系はどうしても暗記項目が多い分野です。そこで効果的なのが、語呂合わせやイメージ記憶を活用する方法ですね。機械的に用語を覚えるよりも、ストーリーやイメージと紐づけたほうが記憶に残りやすいです。

たとえばPMBOKの知識エリアは「スコタコヒリス(スコープ・タイム・コスト・品質・リスク・ステークホルダ)」のように頭文字をつなげて覚える方法があります。完璧でなくても、最初の一文字から全体を思い出すきっかけになれば十分です。

ITILの5つの管理プロセスも「インモンヘリコ(インシデント・問題・変更・リリース・構成)」のように短く圧縮できます。試験当日に緊張していても、語呂合わせなら反射的に思い出せるのが大きなメリットですね。

暗記に使える語呂合わせ例
  • PMBOK知識エリア → スコタコヒリス
  • ITIL管理プロセス → インモンヘリコ
  • QC七つ道具 → パトヒサカチソ
  • EVM指標 → SPIとCPIは「1超えたら順調」

語呂合わせは自分で作ったもののほうが記憶に残りやすいです。上の例はあくまで参考なので、自分なりのオリジナル語呂を作ってみることをおすすめします。声に出して何度か繰り返すとさらに定着しますよ。

過去問で頻出パターンを体に叩き込む

マネジメント系の最強の対策は、やはり過去問演習です。実は基本情報技術者試験のマネジメント系は、過去問と似た形式の問題が繰り返し出題される傾向が非常に強いんですよね。

具体的には、直近5回分の過去問を3周解けば、出題パターンのほとんどを網羅できます。1周目は解説を読みながら理解する、2周目は時間を計って解く、3周目は間違えた問題だけを復習するという流れが効率的です。

過去問演習で特に意識してほしいのが「なぜその選択肢が正解なのか」だけでなく「なぜ他の選択肢が不正解なのか」も確認することです。誤答の理由を理解しておくと、類似問題で引っかかりにくくなります。

科目A対策全般については科目A攻略の記事で詳しく解説しています。マネジメント系だけでなく全分野の戦略を立てたい方はぜひ参考にしてください。

また、基本情報技術者試験の学習アプリを活用すれば、スマホからスキマ時間に過去問を解くことができます。通勤時間や昼休みなど、ちょっとした空き時間に1問ずつ取り組むだけでも、1ヶ月で大きな差がつきますよ。マネジメント系は出題パターンが決まっているからこそ、繰り返し演習の効果が高い分野なのです。

まとめ

基本情報技術者試験のマネジメント系は、約10問出題される重要な分野です。プロジェクトマネジメントではPMBOK・WBS・FP法・アローダイアグラム、サービスマネジメントではITIL・SLAが頻出テーマとなっています。

暗記が中心の分野だからこそ、語呂合わせやイメージ記憶を活用して効率よく覚えることが大切です。用語の定義を正確に覚え、似た概念(インシデント管理と問題管理など)の違いを明確にしておけば、本番で迷うことはほぼなくなります。

そして最後に、過去問演習こそが最も効果的な対策です。マネジメント系は出題パターンが比較的決まっているため、過去問を繰り返し解くことで確実に得点力を高められます。基本情報技術者試験の出題範囲を改めて確認しながら、計画的に学習を進めていきましょう。

マネジメント系は「覚えれば取れる」分野です。頻出テーマを押さえて、確実に10問分の得点を積み上げていきましょう。

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