基本情報技術者試験は何回でも受けられるの?受験回数に制限はあるの?こうした疑問を持っている方は意外と多いです。
2023年4月からCBT方式の通年試験になり、受験しやすくなった基本情報技術者試験ですが、実は再受験には一定のルールがあります。この記事では基本情報技術者試験の受験回数のルールやリテイクポリシーについて、わかりやすく解説します。
- 基本情報技術者試験の受験回数に上限はないことがわかる
- リテイクポリシー(30日ルール)の仕組みを理解できる
- 年間で最大何回受験できるか計算できる
- 不合格後の効率的な再受験計画を立てられる
基本情報技術者試験の受験回数ルールを解説

受験回数に上限はない
結論から言うと、基本情報技術者試験の受験回数に上限はありません。何回でも受験することができます。不合格になっても、一定期間を空ければ再チャレンジが可能です。
2023年4月以降、基本情報技術者試験はCBT方式の通年試験に移行しました。以前は春期(4月)と秋期(10月)の年2回しか受験チャンスがありませんでしたが、現在は1年中いつでも受験できる仕組みになっています。
これは受験者にとって大きなメリットです。もし不合格になっても、次の試験日まで半年待つ必要がなくなりました。準備ができたタイミングで再挑戦できるので、モチベーションを維持しやすくなっていますね。
ただし、「いつでも何度でも受けられる」というわけではなく、再受験には一定のルール(リテイクポリシー)があります。次のセクションで詳しく解説しますね。
リテイクポリシーとは何か
リテイクポリシーとは、再受験までの待機期間を定めたルールのことです。基本情報技術者試験では、前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降でないと、次の受験の予約ができません。
たとえば、4月1日に受験した場合、次に受験できるのは5月2日以降です。4月中に再受験することはできないので注意が必要です。この30日間の待機期間は、合否に関係なく適用されます。
このルールが設けられている理由は、試験問題の流出防止と受験者の公平性確保のためです。CBT方式では問題がランダムに出題されますが、短期間に何度も受験すると同じ問題に遭遇する可能性が高くなります。それを防ぐための措置ですね。
リテイクポリシーは基本情報技術者試験だけでなく、情報セキュリティマネジメント試験にも同様に適用されています。IPAが実施するCBT方式の試験に共通するルールです。
年間で最大何回受けられるのか
30日のリテイクポリシーがあるため、理論上は約30日に1回のペースで受験できます。年間で計算すると、最大で約12回の受験が可能ということになります。
ただし、実際にはテストセンターの予約状況や年末年始・祝日などの休業日もあるため、年12回きっちり受けるのは現実的ではありません。余裕を持って計算すると、年間8〜10回程度の受験が可能と考えるのが妥当です。
とはいえ、年に8回も10回も受験するのは費用面でも負担が大きいです。受験料は1回7,500円なので、10回受ければ75,000円になります。それだけの費用があれば通信講座を受講できる金額ですよね。
理想的には2〜3回以内の受験で合格を目指したいところです。毎回の受験を「本番」と位置づけて、しっかり準備してから臨むことが大切ですね。
| 受験回数 | 累計費用 | 期間 |
|---|---|---|
| 1回 | 7,500円 | – |
| 3回 | 22,500円 | 約3ヶ月 |
| 5回 | 37,500円 | 約5ヶ月 |
| 10回 | 75,000円 | 約10ヶ月 |
再受験の申込手続きと注意点
再受験の申込は、前回の受験が終了した後に改めてプロメトリックのサイトから行います。前回の試験が終了してから数時間〜1日程度でシステムに反映され、再申込が可能になります。
申込の流れは初回受験と同じです。プロメトリックのサイトにログインし、希望の受験日時とテストセンターを選択して予約します。受験料は毎回必要で、7,500円を支払います。
注意点として、人気のテストセンターは予約が埋まりやすいということがあります。特に週末や祝日は早めに予約しないと希望の日時が取れない場合があります。リテイクポリシーの30日が経過したらすぐに予約できるよう、事前にスケジュールを確認しておきましょう。
基本情報技術者試験の予約方法については別記事で詳しくまとめています。初めて予約する方も再受験の方も、手順を確認しておくとスムーズですよ。
科目Aと科目Bを分けて受験できる
基本情報技術者試験は科目Aと科目Bを同日に受験するのが一般的ですが、別々の日に受験することも可能です。科目Aと科目Bはそれぞれ独立した試験として予約・受験できる仕組みになっています。
たとえば、「科目Aは自信があるから先に受けて、科目Bはもう少し準備してから受ける」という戦略も取れます。科目ごとに受験日を変えることで、それぞれの対策に集中できるメリットがあります。
ただし、科目Aと科目Bの両方に合格しないと基本情報技術者試験の合格にはなりません。また、片方だけ合格した場合の有効期限などもあるため、あまり間を空けすぎないよう注意が必要です。
科目A免除制度を利用する場合は、認定講座を修了することで科目Aが免除され、科目Bのみの受験で合格を目指せます。科目Aが苦手で何度も不合格になっている方は、免除制度の活用も検討してみてくださいね。
基本情報技術者試験に何回も落ちないための対策

不合格になる主な原因と対策
基本情報技術者試験に何回も落ちてしまう方には、いくつかの共通パターンがあります。最も多いのは「インプット偏重でアウトプットが不足している」パターンです。テキストを何周も読んでいるけど過去問をほとんど解いていない、というケースですね。
2つ目は「苦手分野を放置している」パターンです。得意な分野ばかり勉強して、苦手な分野を後回しにしていると、いつまでも合格点に届きません。特に科目Bのアルゴリズム問題は配点が大きいので、ここを避けて通ることはできません。
3つ目は「学習時間が足りていない」パターンです。基本情報技術者試験の合格に必要な学習時間はIT未経験者で150〜200時間と言われています。50時間程度の学習で受験して不合格を繰り返すより、しっかり準備してから受けるほうが効率的です。
まずは自分がどのパターンに当てはまるかを客観的に分析し、弱点を潰していくことが再受験での合格につながります。
- テキストを読むだけで過去問を解いていない
- 苦手分野(特に科目B)を避けている
- 学習時間が150時間に達していない
- 試験本番の時間配分を練習していない
再受験までの30日間の活用法
リテイクポリシーによる30日間の待機期間は、弱点克服のための貴重な時間です。この30日をダラダラ過ごすか、集中して対策するかで次回の合否が大きく変わります。
まず、不合格直後に試験の振り返りをしましょう。どの分野で点が取れなかったか、時間配分は適切だったか、ケアレスミスはなかったかを分析します。CBT方式では詳細なスコアレポートは出ませんが、体感でどの分野が厳しかったかは覚えているはずです。
次の2週間は弱点分野に集中します。科目Aで苦手な分野があれば、その分野の過去問を集中的に解きましょう。科目Bが弱い場合は、アルゴリズムのトレース練習を毎日少しずつ積み重ねるのが効果的です。
残りの2週間は総合的な過去問演習に充てます。本番と同じ時間配分で模擬試験的に解き、合格ラインを安定して超えられるか確認しましょう。基本情報技術者試験の日程変更も可能なので、準備が足りないと感じたら受験日をずらすことも選択肢に入れてくださいね。
効率的な受験計画の立て方
基本情報技術者試験の受験計画で最も大切なのは「準備が整ってから受験する」ことです。通年試験でいつでも受けられるからこそ、「とりあえず受けてみよう」という安易な受験は避けるべきです。
まず、学習開始前に目標とする受験日を設定します。IT未経験者なら3〜4ヶ月後、IT経験者なら1〜2ヶ月後が目安です。目標日から逆算して、週ごとの学習計画を立てましょう。
過去問演習で安定して合格ライン(6割以上)を超えられるようになったら、受験予約を入れます。合格ラインギリギリではなく、7〜8割取れる状態を目指すと、本番での緊張を考慮しても安心です。
万が一不合格になった場合も、30日後に再受験できるスケジュールを最初から想定しておくと精神的に余裕を持てます。「1回で受かればラッキー、2回目で確実に受かる」くらいの心構えでいるのがちょうど良いですね。
学習計画を立てる際は、基本情報技術者試験の学習アプリを活用すると、日々の進捗を可視化できて計画的に進められますよ。
- 過去問で安定して7割以上取れてから受験予約する
- 不合格時の再受験スケジュールも事前に想定しておく
- 受験料の累計を意識して計画的に受ける
- テストセンターの予約は早めに確保する
何回受けても受からない場合の対処法
3回以上不合格が続いている場合は、学習方法自体を見直す必要があります。同じやり方を繰り返しても同じ結果になるので、アプローチを変えることが重要です。
まず検討すべきは「通信講座やスクールの利用」です。独学で限界を感じているなら、プロの指導を受けることで弱点が明確になり、効率的に克服できる可能性が高いです。受験料を3回分以上払っているなら、その費用で通信講座を受講できることも多いです。
次に、「科目A免除制度の活用」も有効です。認定講座を修了すれば科目Aが免除され、科目Bのみの合格で資格が取得できます。科目Aで苦戦している方にとっては、大きな負担軽減になりますね。
また、基本に立ち返って「ITパスポートを先に取得する」という選択もあります。ITパスポートは基本情報技術者試験よりも範囲が狭く難易度が低いので、IT基礎知識の土台を作るのに最適です。ITパスポートで基礎を固めてから基本情報技術者試験に再チャレンジするルートも有効ですよ。
まとめ
基本情報技術者試験の受験回数に上限はなく、何回でも受験できます。ただし、リテイクポリシーにより前回の受験日から30日間は再受験できないルールがあります。年間で最大10回程度の受験が可能ですが、費用面を考えると2〜3回以内での合格を目指すのが現実的です。
大切なのは、受験回数を増やすことではなく、1回1回の受験の質を上げることです。しっかり準備してから受験に臨み、不合格の場合は30日間を活用して弱点を克服しましょう。計画的な受験が合格への最短ルートです。

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