基本情報技術者試験の配点って、1問何点なの?そう思って調べてみたけど、はっきりした答えが見つからなかった。そんな経験はありませんか。
実は基本情報技術者試験では、1問ごとの配点が公開されていません。IRT(項目応答理論)という特殊な採点方式を使っているため、問題ごとに点数が変わる仕組みになっています。
この記事では、基本情報技術者試験の配点の仕組みと、IRTを踏まえた効率的な得点戦略をわかりやすく解説します。配点がわからないからこそ知っておくべき対策法を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 基本情報技術者試験は1問ごとの配点が非公開
- IRT採点では難しい問題ほど配点が高くなる傾向がある
- 科目A・科目Bともに1000点満点中600点以上で合格
- 配点がわからないからこそ全分野まんべんなく対策するのが最善策
基本情報技術者試験の配点とIRT採点方式の仕組み

科目Aと科目Bの基本的な試験構成
まず基本情報技術者試験の配点を理解するために、試験の基本構成を確認しておきましょう。試験は「科目A」と「科目B」の2つに分かれており、それぞれ独立した試験として採点されます。
| 項目 | 科目A | 科目B |
|---|---|---|
| 出題数 | 60問 | 20問 |
| 試験時間 | 90分 | 100分 |
| 満点 | 1000点 | 1000点 |
| 合格基準 | 600点以上 | 600点以上 |
| 出題形式 | 四肢択一 | 多肢選択 |
重要なのは、科目Aと科目Bのどちらも600点以上を取らないと不合格になるという点です。片方が満点でも、もう片方が599点なら不合格です。両方バランスよく対策する必要がありますね。
科目Aは60問を90分で解くため、1問あたり約1.5分のペースです。科目Bは20問を100分なので、1問あたり5分かけられます。配点だけでなく、時間配分も合格に大きく影響しますよ。
IRTとは何かをわかりやすく解説する
基本情報技術者試験の配点を理解するうえで避けて通れないのが「IRT(Item Response Theory:項目応答理論)」です。難しそうな名前ですが、考え方自体はシンプルですよ。
従来の試験のように「全問同じ配点」ではないため、単純に正答数だけでは点数を計算できません。たとえば60問中40問正解しても、簡単な問題ばかり正解していれば600点に届かないこともありますし、逆に35問しか正解していなくても難しい問題を多く正解していれば600点を超える可能性があります。
IPAがIRTを採用している理由は、CBT方式で受験者ごとに異なる問題セットが出題されるためです。問題の難易度に差があっても、IRTを使うことで公平な採点ができるわけですね。
ちなみに、IRTはTOEICやTOEFLなど世界的に広く使われている採点方式です。基本情報技術者試験だけの特殊な仕組みではないので、安心してくださいね。
1問あたりの配点は公開されていない
結論として、基本情報技術者試験では1問あたりの配点は公開されていません。IRT方式では問題ごとに配点が異なり、さらに同じ問題でも受験者全体の正答率によって配点が変動するため、固定の配点表は存在しないのです。
ただし、配点が非公開だからといって対策のしようがないわけではありません。IRTの仕組みを理解すれば、効率的な得点戦略を立てることは十分可能です。次のセクションで具体的な対策法を紹介しますね。
なお、試験終了後に表示されるスコアレポートでは、科目A・科目Bそれぞれの得点(1000点満点)が確認できます。ただし、どの問題で何点取れたかの内訳は表示されません。自分のスコアについて詳しく知りたい方は基本情報技術者試験の点数確認方法!スコアレポートの見方と合格基準を解説を参考にしてください。
科目Aの分野別出題割合を把握する
基本情報技術者試験の配点は非公開ですが、分野別の出題割合はある程度わかっています。科目Aはテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から出題されます。
| 分野 | 出題数の目安 | 割合 |
|---|---|---|
| テクノロジ系 | 約41問 | 約68% |
| ストラテジ系 | 約12問 | 約20% |
| マネジメント系 | 約7問 | 約12% |
テクノロジ系が全体の約7割を占めており、ここを重点的に対策するのが効率的です。IRTでは難しい問題ほど配点が高くなる傾向があるため、テクノロジ系の中でも計算問題やアルゴリズム関連の問題をしっかり解けるようにしておくと、高得点が狙えますよ。
マネジメント系は出題数が少ないものの、暗記で対応しやすい分野です。配点が低めの可能性はありますが、確実に得点できる「取りこぼさない分野」として押さえておきましょう。
科目Bの配点で注意すべきポイント
科目Bは20問しかないため、1問の配点が科目Aよりも大きいと考えられます。IRTで採点されるため正確な配点はわかりませんが、1問のミスが合否に直結しやすい構成ですね。
科目Bの出題内訳は以下のとおりです。
- アルゴリズムとプログラミング:16問(80%)
- 情報セキュリティ:4問(20%)
アルゴリズム問題はトレース(プログラムを1行ずつ追いかけて変数の変化を追う)の練習が不可欠です。IRTでは正答率の低い難問ほど配点が高くなるため、難しいアルゴリズム問題を1問でも多く正解できると大きなアドバンテージになりますよ。
基本情報技術者試験の配点を踏まえた得点戦略

全分野まんべんなく対策するのが最善策
IRTの仕組みを考えると、基本情報技術者試験の配点対策で最も重要なのは「苦手分野を作らないこと」です。特定の分野を捨てると、その分野の問題が実は高配点だった場合に大きなダメージを受けてしまいます。
とはいえ、全分野を均等に勉強する必要はありません。出題割合が高いテクノロジ系を中心に据えつつ、マネジメント系やストラテジ系も最低限の知識は身につけておく。このバランス感覚が大切ですね。
具体的には、テクノロジ系に勉強時間の6割、ストラテジ系に2割、マネジメント系に2割くらいの配分がおすすめです。合格に必要な勉強時間の目安は基本情報は何時間勉強が必要?合格に必要な目安時間を徹底解説でまとめています。
簡単な問題を確実に取りこぼさない
IRTでは難しい問題ほど配点が高いとはいえ、簡単な問題を落とすのは非常にもったいないです。簡単な問題は正答率が高い分、間違えると「本来の実力より低い」と判定されて、スコアが大きく下がる可能性があります。
過去問を繰り返し解いていると、毎回必ず出るような定番の問題パターンが見えてきます。これらの問題は絶対に落とさないよう、何度も練習しておきましょう。
- 2進数・16進数の変換問題
- ネットワークのIPアドレス計算
- SQL文の基本的な構文問題
- 情報セキュリティの用語問題
- プロジェクトマネジメントの基本概念
これらは毎回のように出題される頻出テーマです。ここで確実に得点できれば、難しい問題で多少つまずいても合格ラインに到達しやすくなりますよ。
難問に時間をかけすぎない判断が重要
IRTでは難しい問題の配点が高いですが、それに執着しすぎて時間を浪費するのは逆効果です。特に科目Aは60問を90分で解く必要があるため、1問に3分以上かけると後半の時間が足りなくなります。
科目Bの場合は1問あたり5分の持ち時間がありますが、アルゴリズムのトレース問題は5分では解ききれないものもあります。簡単な問題を3分で片付けて、難問に7〜8分かけるという時間配分が現実的ですね。
試験時間の使い方について詳しく知りたい方は基本情報技術者試験で時間が足りない!始め方と失敗回避を徹底解説も参考にしてみてください。
正答率の目安を知っておくと安心できる
IRTの配点は非公開ですが、過去の受験者の体験談から大まかな正答率の目安は推測できます。あくまで目安ですが、以下の正答率を目標にすると合格の可能性が高まります。
| 科目 | 目標正答率 | 目標正答数 |
|---|---|---|
| 科目A | 70%以上 | 60問中42問以上 |
| 科目B | 65%以上 | 20問中13問以上 |
科目Aで正答率70%、科目Bで65%あれば、IRTの配点変動を考慮しても600点を超える可能性が高いです。ギリギリを狙うのではなく、少し余裕を持った目標を設定しておくと安心ですよ。
まとめ
基本情報技術者試験の配点はIRT方式のため1問ごとの点数は非公開ですが、採点の仕組みを理解すれば効果的な得点戦略を立てることができます。
- 科目A・科目Bともに1000点満点中600点以上が合格ライン
- IRTでは難しい問題ほど配点が高くなる傾向がある
- 1問ごとの配点は非公開なので、全分野をまんべんなく対策する
- 簡単な問題を確実に取り、難問で時間を浪費しない
- 科目Aは正答率70%、科目Bは65%を目標にする
配点がわからないからこそ、苦手分野を作らずバランスよく勉強することが最も確実な合格戦略です。この記事の内容を参考に、自信を持って試験に臨んでくださいね。


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