基本情報に受からない状態が続くと、「自分には向いていないのかな」と感じてしまいますよね。特に、あと少しで600点に届かなかった人、科目Aは取れるのに科目Bで落ちる人、勉強時間を確保できないまま再受験を迎えた人は、次に何を変えればいいのか迷いやすいです。
ただ、基本情報に受からない原因は才能だけで決まるものではありません。多くの場合、原因は「準備量」「科目Bの練習不足」「点数別の対策ミス」「過去問の使い方」のどれかに分解できます。原因を分けて見れば、次の30日でやることもかなり絞れます。
この記事では、基本情報に受からない人向けに、原因診断、点数別の立て直し方、過去問アプリの使い方、ノー勉・時間不足・595点前後からの再対策まで整理します。前回の不合格をただの失敗で終わらせず、次の受験で何を変えるかを決める材料にしてください。
- 基本情報に受からない原因を5パターンで診断する
- 科目Aと科目Bの点数別に優先対策を分ける
- 595点前後は教材追加より弱点の一点突破を優先する
- 過去問アプリは毎日解く仕組みとして使う
基本情報に受からない原因診断

基本情報に受からないときは、最初に「どの原因が一番大きいか」を決めるのが大切です。全部が足りないように見えても、実際には科目Aの知識不足、科目Bの処理練習不足、勉強時間不足、復習不足のどれかが主因になっていることが多いです。原因を間違えると、次も同じ努力をして同じ場所で止まりやすくなります。
ノー勉に近い準備量だった
まず確認したいのは、前回の受験が実質ノー勉に近くなっていなかったかです。参考書を買った、動画を少し見た、過去問を数回触っただけでは、勉強した感覚はあっても試験範囲全体をカバーできていないことがあります。基本情報は科目Aだけでもテクノロジ、マネジメント、ストラテジが広く出ますし、科目Bはアルゴリズムと情報セキュリティを時間内に読み切る必要があります。数日だけ詰め込んで受けた場合、不合格は能力不足というより準備量不足と見た方が自然です。
ノー勉に近い受験で落ちた人が次にやるべきことは、教材を増やすことではなく、最低限の土台を作ることです。科目Aは用語と頻出テーマを一周し、科目Bは短い問題でトレースの手を動かします。最初から満点を狙うより、各分野で「何を聞かれているかは分かる」状態を目指す方が立て直しやすいですね。焦って過去問だけを暗記すると、少し聞き方が変わった問題でまた止まりやすくなります。
- 参考書を買っただけで一周できていない
- 科目Aの頻出分野を広く確認していない
- 科目Bの擬似言語を紙に書いて追っていない
- 試験前だけ過去問を数回解いて終わっている
心当たりがあるなら、まずは「ノー勉で受かった人の話」を基準にしない方がいいです。短期合格の体験談は、すでにIT経験やプログラミング経験がある人の話も混ざっています。完全に近い未準備から受けた場合は、次回までに参考書一周、科目Aの分野別演習、科目Bのトレース練習を最低ラインにしましょう。ノー勉に近い受験の現実的な危険性は、基本情報技術者試験をノー勉で受けるリスクでも詳しく整理しています。
時間不足で科目Bが薄い
次に多いのが、勉強時間はそれなりに取ったつもりでも、科目Bに使った時間が薄いケースです。科目Aの用語暗記は短時間でも進めやすいので、通勤中や寝る前に取り組みやすいです。一方、科目Bのアルゴリズムは、問題文を読み、変数の変化を追い、選択肢を比べる必要があります。まとまった集中時間が必要なので、忙しい社会人や学生ほど後回しになりやすいですね。
時間不足の人は、総勉強時間だけで判断しない方がいいです。たとえば100時間勉強していても、そのうち科目Bが10時間しかないなら、科目Bで受からないのは自然です。逆に、科目Aの基礎がある人なら、残り30日で科目Bに寄せるだけでも合格ラインへ近づくことがあります。前回の勉強時間を「参考書」「科目A演習」「科目B演習」「復習」に分けて書き出すと、どこが薄かったかが見えます。
| 不足していた時間 | 起きやすい失点 | 次回の増やし方 |
|---|---|---|
| 参考書一周 | 科目Aの用語で迷う | 毎日30分で全範囲を薄く確認 |
| 科目A演習 | 知っているのに選べない | 分野別に10問ずつ解く |
| 科目B演習 | 問題文を読むだけで時間切れ | 1日1問を紙でトレース |
| 復習 | 同じ問題を何度も間違える | 間違いだけ翌日に解き直す |
時間不足から立て直すなら、最初に「毎日やる最小単位」を決めるのがおすすめです。平日は科目Aを10問、科目Bを1問、間違い直しを5分だけでも構いません。休日にまとめて何時間もやる計画だけだと、予定が崩れた週に一気に止まります。基本情報の勉強時間の全体目安は、基本情報の勉強時間の目安で未経験・社会人・学生別に確認できます。
595点前後で止まっている
595点前後で落ちた人は、基本情報に受からない人の中でも対策の考え方が少し違います。400点台で大きく足りない人と違って、土台はできています。必要なのは教材を一新することではなく、あと5点から50点を取りにいくための弱点整理です。ここで焦って新しい参考書、動画講座、問題集を一気に増やすと、復習する場所が散らばって、かえって得点が安定しにくくなります。
595点付近の人は、まず科目Aと科目Bのどちらが届かなかったのかを見ます。科目Aが595点なら、知らない用語を広げるより、間違えた分野を10〜20問単位で固める方が早いです。科目Bが595点なら、アルゴリズムで取れそうな問題を落としていないか、情報セキュリティの読解で取りこぼしていないかを分けます。あと少しの人ほど、苦手分野を全部やり直すより、落とした問題の種類を狭く特定する方が伸びます。
| 前回スコア | 見方 | 最優先の対策 |
|---|---|---|
| 580〜599点 | 合格目前 | 直近の誤答パターンだけ潰す |
| 540〜579点 | 弱点が複数ある | 科目別に低い分野を2つ選ぶ |
| 500〜539点 | 土台はあるが演習不足 | 過去問と復習の量を増やす |
| 500点未満 | 基礎の抜けが大きい | 参考書と基本問題へ戻る |
595点で落ちると精神的にはかなり悔しいですが、見方を変えれば「全部をやり直さなくていい」とも言えます。次回までにやることは、低い科目を一つ決める、間違いを分野ごとに分ける、正解できた問題まで解き直しすぎない、の3つです。あと一歩の詰め方は、基本情報で595点から合格ラインへ近づける対策もあわせて確認しておくと、再受験計画を作りやすいです。
過去問演習が浅い
参考書を何周も読んでいるのに基本情報に受からない場合、過去問演習が浅い可能性があります。浅い演習とは、問題を解く、正解を見る、解説を読んで終わり、という流れです。このやり方でも知識は増えますが、なぜ間違えたのか、次に同じタイプの問題が出たらどう判断するのかまで残りません。結果として、似た問題を見てもまた迷ってしまいます。
過去問は「正解数を確認する道具」ではなく「弱点を発見する道具」として使う方が得点につながります。科目Aなら、間違えた選択肢のどこが違うのかを一言で説明します。科目Bなら、解説を読む前に変数表を書き直して、どの行で処理を見失ったかを探します。ここまでやると1問あたりの時間はかかりますが、同じミスを減らす効果は大きいです。
また、過去問の年度をただ古い順に解くだけでは、苦手分野の反復が弱くなることがあります。最初はランダム演習で全体の穴を見つけ、次に分野別演習で低いところを潰し、最後に本番形式で時間配分を確認する流れが使いやすいです。正答率だけを見るのではなく、「迷って正解した問題」も復習対象に入れると、本番での取りこぼしを減らしやすくなります。
- 正解した問題より間違えた問題を翌日に解き直す
- 科目Aは選択肢ごとに違う理由を確認する
- 科目Bは変数表を書いて処理を追い直す
- 週末に苦手分野だけをまとめて解く
今すぐ問題を解きたい方は、基本情報の過去問アプリで無料演習できます。アプリは、まとまった勉強時間が取れない日の保険としてかなり使いやすいです。ただし、解きっぱなしにすると効果が薄くなります。毎日10問だけ解く、間違えた問題を翌日にもう一度解く、週末に苦手分野をまとめる、という使い方にすると、短い時間でも得点に変わりやすくなります。
同じ対策を繰り返している
何度も基本情報に受からない人は、前回と同じ対策をそのまま繰り返していないかも確認してください。同じ参考書を読み直す、同じ過去問だけを解く、科目Bが苦手なのに科目Aの暗記ばかり続ける。このような勉強は安心感がありますが、前回の不合格原因に直接効いていない可能性があります。合格に近づくには、努力量だけでなく、前回から何を変えたかが重要です。
変えるべき点は大きくなくて構いません。科目Bで落ちたなら、毎日1問だけ紙でトレースする。科目Aで落ちたなら、得意分野ではなく正答率が低い分野だけを指定して解く。時間切れだったなら、模擬形式でタイマーを使う。復習不足だったなら、翌日と週末に間違いだけ戻す。前回と違う行動を一つ入れるだけでも、結果は変わりやすくなります。
- 読む勉強を減らして解く勉強を増やす
- 科目Bを直前期ではなく今日から始める
- 正答率の低い分野だけを集中して潰す
- 再受験日を先に決めて30日計画を作る
同じ対策を繰り返す人ほど、「もっと長く勉強すれば受かる」と考えがちです。もちろん時間は必要ですが、低い科目や苦手分野に時間を寄せないと、勉強時間だけが増えて得点が伸びません。前回のスコア、勉強時間の配分、間違えた分野を見て、次の受験では必ず一つやり方を変えましょう。基本情報に受からない状態から抜けるには、努力の量よりも修正の精度が大切です。
基本情報に受からない時の点数別対策

原因を見たら、次は点数別に対策を決めます。基本情報は科目Aと科目Bの両方で基準を超える必要があります。IPAの基本情報技術者試験ページでは、科目Aは90分で60問、科目Bは100分で20問とされています。また、IPAの試験案内では、FEは科目A・科目Bそれぞれ1000点満点で科目評価点600点が基準点とされています。最新情報は必ずIPAの基本情報技術者試験ページで確認してください。
科目Aが600点未満なら
科目Aが600点未満で基本情報に受からない場合は、まず知識の抜けを分野別に潰します。科目Aは範囲が広いので、参考書を最初から最後まで読み直すだけだと時間が足りなくなりやすいです。前回の結果や過去問演習の記録を見て、テクノロジ、マネジメント、ストラテジのどこで落としているかを分けましょう。特にテクノロジ系の基礎理論、ネットワーク、データベース、セキュリティは苦手が出やすいので、まとめてではなく分野単位で確認した方が効率的です。
科目A対策では、暗記だけでなく「選択肢を切る力」を作るのが大切です。たとえば用語問題なら、正解の説明だけでなく、他の選択肢がなぜ違うのかも確認します。計算問題なら、公式を眺めるだけでなく、同じ型の問題を数問続けて解きます。600点未満からの立て直しでは、得意分野をさらに伸ばすより、正答率50%以下の分野を60〜70%へ上げる方が合格点に近づきやすいです。
| 科目Aの状態 | 原因 | 次にやること |
|---|---|---|
| 500点未満 | 基礎用語の抜け | 参考書と基本問題へ戻る |
| 500〜559点 | 分野の偏り | 低正答率分野を2つ潰す |
| 560〜599点 | 取りこぼし | 誤答問題だけを反復する |
30日で科目Aを戻すなら、最初の7日で弱点分野を洗い出し、次の14日で分野別演習、最後の9日でランダム演習と誤答復習に移る流れが使いやすいです。大事なのは、正答率が高い分野を気持ちよく解き続けないことです。受からない原因が科目Aにあるなら、苦手な問題に触れる時間を増やす必要があります。きついですが、ここを避けない方が合格に近いです。
科目Bが600点未満なら
科目Bが600点未満で基本情報に受からない場合は、アルゴリズムのトレース練習と情報セキュリティの読解を分けて対策します。科目Bは「解説を読めば分かる」のに、本番では時間内に解けないことが多いです。これは理解不足だけでなく、処理を追う速度や問題文の読み方に慣れていないことが原因です。参考書を読む時間を増やすだけでは、科目Bの得点が伸びにくいですね。
アルゴリズムは、必ず紙や表に変数を書いて追いましょう。頭の中だけで処理を追うと、ループや条件分岐が増えた瞬間に崩れやすいです。最初は時間がかかっても、変数名、初期値、ループごとの変化を表に残します。慣れてきたら、どの行で値が変わるのか、どの条件で分岐するのかを短くメモします。この練習を毎日1問でも続けると、問題文を読む怖さが減っていきます。
- アルゴリズムは変数表を書いて処理を追う
- 情報セキュリティは脅威と対策の対応を整理する
- 解説を読む前に自分の詰まった行を特定する
- 本番前は100分で20問を解く練習も入れる
科目Bで受からない人は、セキュリティを軽く見ないことも大切です。アルゴリズムが苦手でも、情報セキュリティで安定して取れれば合格ラインに近づきます。なりすまし、改ざん、盗聴、アクセス制御、暗号化、認証のようなテーマは、問題文の状況と対策を結びつける練習が必要です。アルゴリズム16問だけに意識を向けず、セキュリティの取りこぼしも必ず確認しましょう。
本番で時間が足りない人は、最初から難問に粘りすぎない練習も必要です。解けそうな問題を先に取り、迷う問題は印を付けて戻るだけでも、最後まで読める問題数が変わります。
両方500点台なら
科目Aも科目Bも500点台で基本情報に受からない場合は、全体的な土台はあるものの、合格ラインまでの押し上げが足りない状態です。この場合、どちらか一方だけを極端に伸ばすより、科目Aと科目Bを毎週セットで回す方が安定します。科目Aだけを先に仕上げようとすると科目Bが遅れますし、科目Bだけに寄せすぎると科目Aの用語が抜けていきます。
おすすめは、平日は科目Aの短時間演習と科目Bの小問、休日はまとまった復習に分ける方法です。平日に科目Aを10〜20問、科目Bを1問、間違い直しを少しだけ行います。休日は、平日に間違えた問題を分野別に整理し、科目Bのトレースを2〜3問まとめて解きます。毎日長時間を前提にすると崩れやすいので、短時間でも止まらない仕組みにした方がいいです。

科目Aの低正答率分野と、科目Bで詰まる問題タイプを書き出します。
科目Aは分野別、科目Bはトレース中心に、短時間でも毎日続けます。
時間を測って解き、間違えた問題だけを翌日と前日に戻します。
両方500点台の人は、勉強法を複雑にしすぎないことも大切です。毎日やることを固定し、前日の間違いを翌日に戻すだけでも、弱点はかなり減ります。30日で全範囲を完璧にするのではなく、合格点を邪魔している穴を少しずつ埋める感覚です。科目Aと科目Bを完全に分けず、短いサイクルで両方に触れると、知識と読解のバランスが崩れにくくなります。
595点なら弱点だけ潰す
595点で落ちた人は、あと少しだからこそ対策を広げすぎないことが重要です。合格ラインまで近い人ほど、「もう一冊やれば安心」「動画も見直した方がいい」と不安から教材を増やしがちです。ただ、595点付近で必要なのは、新しい知識を大量に入れることではなく、前回の取りこぼしを減らすことです。残り30日なら、弱点を2つまでに絞る方が点数につながりやすいです。
科目Aが595点なら、過去問演習で間違えた分野だけを抽出します。知らない用語を全部覚え直すのではなく、何度も間違える用語、計算問題、マネジメント系の引っかけなどを分類します。科目Bが595点なら、アルゴリズムで時間が足りないのか、セキュリティで読み違えるのかを分けます。どちらも「惜しかった」で終わらせず、あと1問分をどこで取りに行くかまで具体化してください。
| 595点の原因 | やめること | やること |
|---|---|---|
| 用語の取りこぼし | 全章読み直し | 誤答用語だけ確認 |
| 計算問題のミス | 公式暗記だけ | 同じ型を3問連続で解く |
| 科目Bの時間切れ | 解説を読むだけ | 100分演習で配分を確認 |
| セキュリティの読み違い | 単語暗記だけ | 状況と対策を対応させる |
595点の人は、本番前に新しい教材へ移るより、直近で間違えた問題を解き直す方が効果的です。特に、正解できた問題まで全部やり直すと時間が足りません。間違えた問題、迷って正解した問題、時間を使いすぎた問題だけを残し、翌日と3日後に戻します。点数が近い人ほど、この小さな復習の精度が合否を分けます。合格ラインまでの距離が短いからこそ、広げず、絞り、繰り返すのがコツです。
まとめ
基本情報に受からない原因は、人によって違います。ノー勉に近い準備量だった人は全範囲を薄く一周する必要がありますし、時間不足の人は科目Bの演習時間を増やす必要があります。595点前後で止まっている人は、教材を広げるより、誤答の種類を狭く特定した方が伸びやすいです。まずは前回のスコアと勉強時間の配分を見て、自分の原因を一つに絞りましょう。
点数別に見ると、科目Aが600点未満なら分野別の知識補強、科目Bが600点未満ならトレースとセキュリティ読解、両方500点台なら30日で両方を短く回す計画が向いています。どのパターンでも、過去問は解きっぱなしにせず、間違えた問題を翌日と週末に戻すことが大切です。基本情報に受からない状態から抜けるには、前回と同じ勉強を長く続けるのではなく、前回の弱点に刺さる行動へ変える必要があります。
次の再受験では、まずスコアレポートを見て、科目Aと科目Bのどちらを優先するか決めてください。そのうえで、毎日10問の科目A、1問の科目B、間違い直しを小さく続けます。焦って全部を完璧にしようとしなくても大丈夫です。原因を分けて、点数に合わせて対策を絞れば、基本情報に受からない状態は少しずつ抜け出せます。まずは今日の一問からで大丈夫です。
次に受ける日を決めたら、今日やることは一つで十分です。前回の点数を開き、低かった科目を選び、過去問アプリや手元の問題集で10〜20分だけ弱点に触れてください。小さくても行動を始めると、次の30日の計画が立てやすくなります。


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