基本情報技術者試験の問題数は?科目別の内訳・合格基準・対策を徹底解説

「基本情報技術者試験って、一体何問解けばいいの?」は、試験に挑戦しようとした人が最初に抱く疑問の一つです。2023年の制度改定で試験形式が大きく変わったため、古い情報と混乱してしまう方も多いんですよ。

この記事では、科目別の問題数・内訳・合格基準から、学習時間の目安・効率的な対策まで、最新の試験制度に基づいて丸ごと解説します。

この記事のポイント
  • 科目Aが60問・科目Bが20問の合計80問が出題される
  • 合格基準は両科目それぞれ1,000点満点中600点以上
  • IRT方式で採点されるため「何問正解すれば合格」が単純計算できない
  • 学習時間は初心者300〜400時間・知識あり50〜100時間が目安
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目次

基本情報技術者試験の問題数と試験形式—科目A・Bの全容

試験制度の刷新をイメージしたデジタルな背景

2023年4月の制度改定により、試験は「科目A試験」と「科目B試験」の2段構えに再編されました。問題数・試験時間・採点方式がそれぞれ変わっているため、まずは全体像をしっかり把握しておきましょう。

科目A試験は60問・90分—テクノロジ系41問が合否の鍵

かつての「午前試験」にあたる科目A試験は、全60問・試験時間90分の四肢択一形式です。以前は80問あったため問題数は減りましたが、「減った分だけ簡単になった」とは言い切れません。1問あたり1.5分(90秒)のペースで解き進める必要があり、ケアレスミスが合否に直結しやすくなっています。

1問あたり1.5分のペースを意識して練習しておきましょう。見直し時間を考えると、1問1分20秒を目安にするとより安心です。

出題分野の内訳は「テクノロジ系:約41問(68%)」「マネジメント系:約7問(12%)」「ストラテジ系:約12問(20%)」となっています。テクノロジ系が圧倒的に多いため、ネットワーク・データベース・セキュリティといった技術系の頻出領域から優先的に学習プランを組むのが合格への近道です。テクノロジ系を制することが科目A攻略の核心であり、ここで安定した得点を積み上げることが合格ラインへの最短ルートになります。

科目B試験は20問・100分—アルゴリズムに8割が集中

かつての「午後試験」にあたる科目B試験は、全20問・試験時間100分の多肢選択式です。20問全問が必須解答で、出題構成は「アルゴリズムとプログラミング:約16問(80%)」「情報セキュリティ:約4問(20%)」という明確な配分になっています。

コードの動きを紙に書き出してトレースすると理解がグッと早まります。

以前の午後試験(11問)より問題数は増えましたが、プログラミング言語の選択が廃止されて「擬似言語」に統一されました。特定の言語構文を覚えるよりも、プログラムの論理構造を読み解く力が問われます。1問あたり5分で解く計算ですが、長文読解に近い集中力が必要なため、短時間で論理を組み立てるトレーニングを積んでおくことが大切です。

合計80問・合格基準は各科目600点以上(IRT方式)

科目AとBを合わせると合計80問です。合格基準はどちらの科目も「1,000点満点中600点以上」。どちらか一方が高得点でも、もう一方が600点未満だと不合格になるため、特定の分野に偏らずバランスよく知識を底上げすることが大切です。

合格基準

科目A・科目B それぞれ 1,000点満点中 600点以上(両科目とも達成が必要)

採点には「IRT(項目応答理論)」という統計学に基づいた方式が使われています。問題の難易度や他の受験者の正解率をもとにリアルタイムで配点が調整されるため、「全問の6割正解=合格」という単純計算が成り立ちません。難問を解くと高い評価が得られる一方、易しい問題を取りこぼすと大きく点数を下げます。「確実に解ける問題を丁寧に拾う」ことがIRT方式で高得点を狙う最短戦略です。

テクノロジ系が約68%を占める出題傾向の詳細分析

科目A試験の出題分野をより詳しく見てみましょう。IPAが公表しているシラバスによると、テクノロジ系が約68%(41問)と圧倒的な比重を占めています。

分野問題数(目安)比率
テクノロジ系約41問約68%
ストラテジ系約12問約20%
マネジメント系約7問約12%

テクノロジ系の中でも、ネットワーク・データベース・セキュリティは頻出の三大分野です。これらは科目Bの理解にも直結するため、優先的に押さえておくと学習効率が大幅に上がります。マネジメント系・ストラテジ系は比率こそ低いですが、合格ラインを安定して越えるためには捨て科目にするのは危険です。まずはテクノロジ系で高得点の土台を作り、余裕が出たらほかの分野も固めていくというアプローチが王道です。

科目B試験は全問必須—以前の選択問題方式からの大きな変化

以前の午後試験では選択問題があり、得意な分野を重点的に解く戦略が取れました。しかし現在の科目B試験は20問すべてが必須解答です。苦手な分野を一つでも作ってしまうと合格ラインを割るリスクが高まるため、アルゴリズムと情報セキュリティの双方をまんべんなく押さえておく必要があります。

選択問題がなくなったため、アルゴリズムが苦手なままでは高得点が取りにくくなっています。

合格率は例年40〜50%前後で推移しています。記念受験の方も含めた数字のため、きちんと対策すれば十分に手が届くレベルです。制度変更後は「以前より対策がしやすくなった」という声も多く聞かれます。全問必答という変化を逆に活かし、出題範囲が明確なアルゴリズムと情報セキュリティに集中して対策することで、効率よく合格ラインに乗せることができます。

基本情報技術者試験の問題数を踏まえた効率的な対策

学習に励む様子をイメージした画像

問題数と試験形式を把握したら、次は攻略法です。CBT方式・学習時間の目安・過去問の活用法など、合格に直結するポイントを整理しました。

CBT方式・通年受験と試験時間の配分を活かした受験計画

現在の試験はCBT(Computer Based Testing)方式で、全国のテストセンターで年間を通じて受験できます。以前のように「年2回しかチャンスがない」という焦りは不要です。自分の都合に合わせて受験日を選べるため、忙しい社会人や学生でも挑戦しやすくなりました。

CBT方式で日程調整が自由。「この日に受ける!」と決めてモチベーションを高められます。

試験当日の時間配分も重要な戦略です。科目Aが90分・科目Bが100分で、両科目の間には10分間の休憩があります。長丁場の試験なので、休憩中にストレッチや水分補給をして脳をリフレッシュさせることが集中力の維持に効果的です。試験中は常に残り時間を把握し、科目Aは1問あたり1分20秒、科目Bは1問あたり4〜5分を目安にペース配分しておくと、最後まで余裕を持って取り組めます。試験会場のパソコン操作に慣れるため、公式サンプル問題のツールも事前に触れておきましょう。

学習期間の目安—初心者300〜400時間・知識あり50〜100時間

学習時間の目安は、IT初心者なら300〜400時間、すでに一定の知識がある方なら50〜100時間程度が一般的です。まずは自分の現在の知識レベルを正直に把握し、試験日から逆算してスケジュールを組んでみましょう。

知識レベル学習時間の目安1日2時間の場合
IT初心者300〜400時間約5〜7ヶ月
IT知識あり50〜100時間約1〜2ヶ月

忙しくて毎日2時間の確保が難しい場合は、週末に多めに時間を確保したり、通勤中に用語を暗記したりとメリハリをつけるのがコツです。継続こそが最大の武器になるので、まずは参考書を開く習慣をつけるところから始めてみてください。CBT方式の強みを活かして、「ある程度仕上がった」と感じたタイミングで早めに受験予約を入れてしまうのも、学習の緊張感を保つ有効な戦略です。

擬似言語統一—プログラミング言語選択廃止で変わった対策ポイント

以前の試験ではJava・C言語・表計算など特定のプログラミング言語を選んで解答する形式でしたが、現在は「擬似言語」に統一されています。これは、特定の言語構文の知識より「プログラミングの論理構造を正しく理解して組み立てられるか」という本質的な適性を測るためです。

擬似言語のルールに慣れれば、どの言語にも応用できる論理的思考力が身につきます。

擬似言語とは特定の言語に縛られない共通ルールのようなものです。最初は独特の書き方に戸惑うかもしれませんが、一度ルールに慣れてしまえば言語を問わず通用する論理的思考力が養われます。実務でも「言語が変わっても同じロジックを組める」スキルは非常に重宝されるため、この変化は長期的に見ると大きなメリットです。対策としては、プログラムを一行ずつ手書きでトレースして変数の値の変化を確認する練習を繰り返すことが最も効果的です。

過去問演習と科目A免除制度で効率よく合格を目指す

科目A対策の王道は過去問演習です。科目Aは過去問と傾向が似た問題が一定数出るため、繰り返し解くことで知識の定着と「試験時間への基礎体力」が同時に身につきます。まず時間を計って1回分解き、今の実力を把握するところから始めましょう。間違えた問題の解説を読んで「なぜ間違えたか」を深掘りし、関連する用語もセットで覚えると得点源に変えられます。

科目BはIPAが公開しているサンプル問題から始めると、出題パターンを効率よくつかめます。

「仕事や学業が忙しく科目AとBを同時に対策する時間が取れない」という方には、科目A免除制度が力強い選択肢です。IPAが認定した講座を受講して基準を満たすと、本試験の科目Aを丸ごとスキップできます。本番当日に科目Bだけに集中できるため精神的な余裕が生まれ、実力を出しやすくなります。独学に限界を感じている場合は、認定講座を経由する戦略も十分に検討の価値があります。

必要な学習期間の目安については基本情報技術者試験は何ヶ月の勉強期間が必要?合格目安と対策を解説

科目Bの対策については基本情報科目B対策|プログラミングが苦手でも合格するコツ

科目Aの攻略法については基本情報技術者試験の科目Aはこれで攻略!効率的な勉強法を解説

まとめ:問題数の全体像を把握して最短合格を目指そう

基本情報技術者試験の問題数について、ポイントは整理できましたか?制度変更後の試験は「実践的な論理力」を重視した形式に生まれ変わっています。

  • 科目A:60問・90分(テクノロジ系が約68%)
  • 科目B:20問・100分(アルゴリズム約80%・セキュリティ約20%)
  • 合格基準:両科目とも1,000点満点中600点以上(IRT方式)
  • 学習時間の目安:初心者300〜400時間・知識あり50〜100時間
  • 科目A免除制度・CBT通年受験を活用して計画的に取り組む

科目Aで知識の土台を固め、科目Bでアルゴリズムを深く攻略する。このステップを守れば合格は決して遠くありません。問題数に惑わされず、自分のペースで一歩ずつ学習を積み重ねていきましょう。皆さんの合格を心から応援しています!

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