基本情報に落ちた回数で検索している皆さんへ。再度チャレンジする中で「もう恥ずかしいかも」「自分は何回受けてもダメなのでは」と感じることもあるでしょう。ですがその気持ちは決して異常ではありませんし、むしろ冷静に現状を分析して次につなげる絶好の機会でもあります。今回は、基本情報の受けれる回数や何割で受かるのかなどデータをもとに解説しつつ、落ちた原因を整理して、次の試験に活かせる具体的ステップをお任せします。焦らず一歩ずつ、合格を目指して進んでいきましょう。
- 基本情報の受けれる回数は?という疑問の整理
- 基本情報何割で受かる?という合格率の実態
- 基本情報に落ちた回数が多い時の原因と傾向
- 基本情報に落ちた回数から合格へ変える再挑戦戦略
基本情報に落ちた!受けられる回数は?
- 基本情報の受けれる回数は?
- 基本情報は何割で受かる?
- 午後だけのケースで落ちた?
- 落ちる人が共通して持つ傾向
基本情報の受けれる回数は?
「基本情報技術者試験」(FE)は、受験資格として年齢・学歴・回数制限が厳しく定められてはいないため、理論上は複数回の受験が可能です。ただし1回受験して終わりではなく、何度も挑戦している場合には回数そのものよりも「なぜ落ち続けているか」の原因分析が鍵となります。
受験回数が増えてしまう背景としては、十分な対策時間を確保できていない・午後試験の過去問演習量が不足している・試験直前のコンディション管理が甘い…などが考えられます。回数を重ねているという事実そのものはマイナスではなく、それをどう次に活かすかが重要です。
したがって、「受けられる回数」を前提として、「回数が増えても構わないが、1回ごとの挑戦を質の高いものに変える」という意識を持つことが、今後の合格に向けた第一歩と言えます。
基本情報は何割で受かる?
「何割で受かるか」という質問は、合格率を指します。最近のデータでは、合格率が40~50%前後という情報があり、以前に比べてかなり改善してきています。 (cyber-u.ac.jp) 例えば令和5年度においては約40.4%という数字が報じられています。 (BizLearn[ビズラーン]オンライン通信講座)
合格率が上がっているという事実は、受験者全体の学習環境の整備やCBT方式への移行などが影響していると考えられます。一方で合格率が40%台ということは、「6割近くは落ちている」とも解釈できますので、決して油断できる数字ではありません。自分自身がその“落ちる6割”に入ってしまわないための準備が必要です。
午後だけのケースで落ちた?
午後試験だけで落ちるケースは、実は非常に多く見られます。午前試験を突破できるだけの基礎知識は備わっているのに、午後になると得点が伸び悩む――この差は、単純な暗記では対応できない「応用力」と「読解力」の不足に起因しています。午後試験は、アルゴリズムやプログラミング、システム設計、マネジメント、セキュリティなど、実務的な問題が中心です。出題文が長く、表や図を読み解きながら設問意図を理解する力が求められます。そのため、問題文を早く正確に読み取り、必要な情報だけを整理して考えるスキルが合否を左右します。
午後だけで落ちる人の多くは、過去問演習の量が不足している傾向があります。午前試験とは異なり、午後は問題パターンを体で覚えるほどの訓練が必要です。10回分以上の過去問を繰り返すことで、出題者の意図や設問の構成が見えてきます。また、制限時間内に全てを解く練習をしていない人も少なくありません。午後試験は1問あたりのボリュームが大きいため、時間配分を誤ると後半に十分な時間を残せず、解答の質が落ちてしまいます。さらに、文章や図表を読み取る力、アルゴリズムの流れを追う力、そして「何を問われているか」を瞬時に捉える思考整理力が弱いと、知識があっても得点に結びつきません。
このような午後特有の課題を克服するためには、単なる知識の詰め込みではなく、「問題文を読む練習」「情報を整理する練習」「時間を計って解く練習」を積み重ねることが不可欠です。午後問題に慣れ、読解と判断のスピードを高めることで、午後だけ落ちるという悪循環を断ち切ることができます。午後試験で一度つまずいた人ほど、次回は午後対策を最優先にし、重点的に取り組むべきです。
落ちる人が共通して持つ傾向
何度受験しても合格できないと、自分に向いていないのではと感じる人も多いですが、落ちる人にはいくつかの共通点があります。まず、勉強を始める時期が遅く、十分な準備期間を取れないこと。試験範囲の広い基本情報では、短期集中では知識が定着しにくく、応用力も養われません。
また、午前と午後の学習バランスが偏っているケースも目立ちます。午前対策ばかり進めて午後を軽視すると、読解力や応用力が求められる午後試験で失敗しやすくなります。さらに、自己流で学習を進め、過去問の分析や模擬試験を行わないまま本番を迎える人も少なくありません。その結果、時間配分や緊張への対応がうまくいかず、得点が安定しない傾向があります。
こうした課題を自覚して修正できれば、回数を重ねても確実に合格へ近づけます。大切なのは「何回落ちたか」ではなく、「前回から何を変えたか」です。経験を次の改善に活かせば、失敗の数は必ず強みに変わります。
基本情報に落ちた回数から合格へ変える戦略
- 基本情報の免除試験は2回受けられますか?
- 基本情報 4回落ちた時の再構築ポイント
- 基本情報 10回落ちた人の再挑戦マインド
- 基本情報に落ちた回数を次に活かすためのまとめ
基本情報の免除試験は2回受けられますか?
「基本情報技術者試験には免除制度があるのか」「2回まで受けられるのか」という疑問も見受けられます。実際には、試験自体には“受験回数制限”や“2回まで”といった制限は設けられておらず、何度でも受験可能です。ただし、特定の科目免除となるような制度(例えば午前免除)も基本情報技術者試験には存在しません。
このため、「免除試験」「2回受けられる」といった誤った情報に惑わされず、「正規の受験・対策を何回でもできる」という前提で計画を立てることが大切です。受けられる回数が制限されていないという事実をポジティブに捉え、焦らず万全の準備で挑みましょう。
4回落ちた時の再構築ポイント
受験を4回重ねても合格できていない場合、これまでの学習方針や受験スタイルを根本から見直す必要があります。以下が再構築の主なポイントです:
- 過去4回の得点・合格ライン・弱点分野を可視化し、傾向を分析する
- 学習時間・学習手法(インプット/アウトプット)・演習量を改めて設定する
- 自分に合った過去問・模擬試験の選定と継続実践を行う
- 試験直前期の体調・時間配分・集中力維持など受験当日のコンディション対策を用意する
このように、単純に回数を積むだけではなく、必ず「何を変えたか」「どう改善したか」という振り返りをセットで行えば、4回の経験はむしろ次の成功への大きな資源となります。
10回落ちた人の再挑戦マインド
10回落ちたという経験を持つ方も決して稀ではありません。回数が多ければ多いほど「もう無理なのでは」「自分には向いていないのでは」と思いがちですが、マインドセットを変えることで突破口が開けます。以下のような視点が再挑戦には有効です:
- 落ちた回数を数えるのではなく「その都度何が学べたか」という視点に切り替える
- 受験目的を「合格=ゴール」ではなく「自分の知識・スキルを確かなものにする」プロセスと捉える
- 睡眠・体調管理・試験当日の戦略など、細かい部分にも改善の余地があると認める
- 小さな成功体験(過去問の点数改善・苦手分野の克服)を積み、自信を育てる
このようにマインド面を整備すれば、たとえ10回落ちても「合格までの道筋」を見失わず、実践的な準備へとシフトできます。
基本情報に落ちた回数を次に活かすためのまとめ
ここまで見てきたように、基本情報に落ちた回数が多いこと自体は、決してマイナスではありません。むしろ、その経験をどう分析し、次にどう活かすかが合否を左右します。落ちた回数は「失敗の記録」ではなく、「学習の履歴」として捉えることが大切です。どの分野で点が伸びなかったのか、午後試験でどんな傾向があったのかを数値として把握し、次の対策に反映させましょう。
また、「今回は何を変えるか」という視点を持つことも重要です。勉強方法を少し変える、学習スケジュールを見直す、教材を一本化する――その小さな改善の積み重ねが最短の合格ルートにつながります。さらに、落ちた悔しさを否定的に捉えず、「次は必ず成長につなげる」という意識を持つことで、再挑戦へのモチベーションを維持できます。
試験は一度で決めるものではなく、改善を繰り返して完成していくプロセスです。焦らず自分のペースで見直しを重ねれば、「落ちた回数」は確実に「合格までの経験値」へと変わっていきます。
基本情報に落ちた回数を乗り越えて合格するステップまとめ

- 基本情報の受験回数に制限はなく何度でも挑戦できる
- 最近の基本情報の合格率は約40%前後という水準
- 午後試験だけ落ちる原因は演習量と時間配分の偏りにあり
- 落ちる人に共通する傾向として学習開始時期の遅れがある
- 免除制度や2回受験可能という情報は誤解を含む
- 4回以上落ちた場合は学習手法を根本から見直すべき
- 10回落ちた経験でもマインドセットを変えれば再挑戦可能
- 落ちた回数は経験の“数”ではなく“質”に変える必要がある
- 過去問演習や模擬試験の継続が合格への鍵となる
- 試験直前の体調・集中力・時間配分は軽視できない
- 過去の受験を振り返りデータ化することで改善点が明確に
- 「合格=ゴール」ではなく「知識を自分のものにする」視点が大切
- 回数を重ねても改善がなければ合格率は上がらない
- 再挑戦において自信は小さな成功体験から育まれる
- 落ちた回数を次につなげる“学び”として捉えることが合格への流れを作る
以上を参考に、次の挑戦では「基本情報に落ちた回数を武器に変える」意識で取り組んでみてください。
